【ニュース・ルワンダ】ルワンダ、女子のSTEM教育を強化

 
ルワンダ教育省がおこなった最新の統計調査によると、2015年には中等学校の女子生徒のうち55.1%が科学系のクラスの受講を選択した。2011年の時点で、この数字は48.7%であった。STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)系の教科を学ぶ女子生徒の人数が増えているのは、偶然ではない。ルワンダ政府は2020年までに国家経済を転換することを目標としており、その一環としてSTEMに関連した諸分野のキャリアを促進しているのだ。
 
世界銀行が2015年に作成した報告書は、次のように述べている。「アフリカでは、応用科学、工学、テクノロジーの分野で人材が決定的に不足している。この地域には、1万人のうち1人以下しか科学者やエンジニアがいない。先進国の場合、20人から50人のうち1人は科学者やエンジニアである。」
 
世界銀行は、高等教育機関と職業学校でSTEM教育に精力的に取り組んでいるアフリカでは数少ない国のひとつとして、ルワンダの例を挙げている。
 
2017年12月4日
 
VOA News:Rwanda Ramps Up STEM Education for Girls
 

地域 中東・アフリカ
ケニア、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
レポート 海外センター