【ニュース・フランス】INRAEとAgroParisTechが新パートナー協定に調印する(1)

 
 国立農業・食料・環境研究所(Institut national de recherche pour l’agriculture, l’alimentation et l’environnement:INRAE)のPhilippe
Mauguin会長とAgroParisTechのGilles Trystram局長は、9月30日、今後5年間の新パートナー枠組み協定に調印した。この協定は、研究、教育、
イノベーションの3つの柱の明確化に基づいている。そして、社会の大きな課題に対して2つの機関が協力して応えていく意志が再確認されている。
この強化された科学的コラボレーションによって、複数の地域での計画について、INRAEとAgroParisTechが取り組んでいく意志が示されている。

 
世界的な食糧危機と自然資源の減少という困難な状況下、この2機関の連携は、より良い形で複数の科学的困難に答えていこうという野心に基づくものである:
水、農業・森林・水産資源の持続的な管理;農村と都市地域での持続的な整備;より負荷の少ない環境下での健康な食料の生産;イノベーションと公的評価
に基づく政策を通じての環境・森林・農業に関する経済分野の開発

 
 科学の共通プロジェクトを実行するために2つの機関は、19の研究混合ユニットと連携する。何年も前から、多くの公募プロジェクト(特に未来
の投資国家プログラム(Programme national Investissement d’Avenir:PIA))に応えるべく取り組んできた。パリ=サクレ―、クレモン=
フェラン、ナンシー、ランス、モンペリエ、ギアナの学術地域の開発において、それらのプロジェクトには大いに投資が行われている。

 
 実際にINRAEとAgroParisTechは、5つの地域にまたがった野心的な教育と研究プログラムの発展のために協力して行動するという目的を
再確認している。パリ地域圏において2機関は、活発にLabex政策,SFRI社,研究大学院あるいはパリ=サクレ―大学のConvergences研究所
の活動に参加している。さらには、Biospheraなどの大学院における多くの修士課程やABIES博士学校に対して、農業や食料、エコロジー、
それに関連する分野についての教育活動が行われている。
 
9/30
 


INRAe: Recherche, formation, innovation : INRAE et AgroParisTech signent un nouvel accord de partenariat

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 研究者交流