【ニュース・フランス】INRA、IRSTEA、CNPFが連携協約に合意

 
気候・エネルギー問題に対処することは、森林学者に科学的に立証された新しい技術及び経済的解決策の提案を強く求めることにつながる。このことから、より効果的に森林に適応する技術革新の実験を行い、実装するための研究と私有森林の管理とを結びつける方法を開発することは急務である。
 
研究機関のフランス国立農学研究所(Institut national de la recherche agronomique:INRA)、フランス国立環境・農業科学技術研究所(Institut national de recherche en sciences et technologies pour l’environnement et l’agriculture:IRSTEA)と発展に関するフランス経営者全国評議会(Conseil national du patronat français:CNPF)の連携はこのことに対処する。INRA会長Philippe MAUGUIN 氏、IRSTEA会長Marc MICHEL氏 、CNPF会長Antoine d’AMÉCOURT氏 は、相互協力の分野の枠組みについての協約を2019年3月1日、パリの農業国際館で締結した。
 
2025年の森林研究・革新計画の行動優先事項の一環として、INRA、IRSTEA、CNPF間の協定は次のことを目的とする。

  1. 人文・経済・社会の分野の研究をより活発にすること。正確な森林学の確立、森林の知能的運営のためのデジタル化を進めること。
  2. 森林を調和させ、未来の森林資源を備える。特に気象変動への耐性を強化し、フランスの森林の革新を継続し、植林と伐採のバランスの条件を検討しながら進めていく。

 
この協定によって、これらの分野について地域、国家、ヨーロッパレベルで研究・技術革新の共同プロジェクトを展開させることが出来る。三者間での機能の補完は、森林業者へ研究や革新の結果を伝達することにおいて、とりわけCNPFの森林業の発展機関(技術資格機関)の存在によって、保証している。
 
2019年3月1日
 
L’Inra, Irstea et le CNPF signent une convention de coopération

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 研究者交流
レポート 海外センター