【ニュース・フランス】Frédérique Vidal、2019年度の演説

 
2019年9月20日に行われた新年度の記者発表において、Frédérique Vidal(フレデリック・ヴィダル)大臣は2019-2020年度の大きな指針を示した。

高等教育機関へ出願した70万人の学生について、私は、そこで学ぶためのより良い環境を見出し、批評する精神を育て、新たな能力を身に着け、近い将来就職し、さらには激動の世界に備える能力を身に付けることを願う。またこの理想の実現のため、全ての学生にそれぞれに合った教育を受けさせ、そこで成功できるようにするよう尽力した教師に感謝します。
 
Parcoursupの第二期では昨年同様、初学年の成功の可能性を高めるため、学生のための指針を向上させることを引き続き行い、方針、情報、相談、補助、手続きについて尽力する。今年度は、生徒の再指導を目的として、生徒を補助する各クラスへの主要教員の配置や大学の専門的なサービスの実施によって、制度の向上を図る。
 
前例のないプラットフォームに応募した89万8,000人の志願者に対して補助がなされたということを強調したい。なぜなら、どの政権も解決してこなかったことだからだ。つまり、どんな学生も解決策なしに放っておかないということだ。具体的には500万のショートメールを高校生とその家族に送信し、25万の電話による呼びかけをして11万人の学生にコンタクトを取り、それによって現状を確認し、期限が迫っている場合は将来的な補助の提案を行った。
 
確かに本年度は、学業再開やキャリアアップのためにParcoursupから出願する応募者が多かったが、明らかに11万人の出願者のうちほとんどにとっては、彼らに見合った回答とは言えなかった。しかし我々は、彼らの希望について何の回答もなく放っておくことはしなかった。労働省と地方とともにベストの解決策を学生に提供した。
 
次年度はさらなる改善を図る。未来の学生のために情報を提供し補助を続けていく必要があり、可能性のある分野を広げていくために教育機関の充実を図っていかなければならない。全ての専門職学士が、バカロレアから独立して高等教育に進むための準備が整っているわけではない。そのために、Jean-Michel Blanquerと一緒に、つなぎとなるクラスを検討した。バカロレア+1のような新しい課程を新設し、どんな要求にも一つ残らず応えるために実績を残し、その制度を強固にしたい。

 
2019年9月20日
 
MESRI:Rentrée étudiante 2019 : discours de Frédérique Vidal
 

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