【ニュース・フランス】2021年度の開始: 全学生を受け入れ、ワクチン接種を推進する(3)

 
3. 検査

 
2021年1月21日と2021年4月16日の高等教育・研究・イノベーション省と連帯保健省の通達に従い、2月から各機関で実施されている抗原検査と、
5月から実施されている自己検査による戦略は、新学期に入っても継続される必要がある。

 
したがって、高等教育・研究・イノベーション省の監督下にある公立の高等教育機関は、抗原検査キットの提供を継続し、学生と職員の利益のために
自己検査キットを配布することが求められる。

 
すべての高等教育機関は、保健省が認可した業者の自己検査を受けることができる。 そのリストは 保健省のサイト で確認できる。このリストは
定期的に更新される。公的機関や EESPIG(私立高等教育機関の資格保有校)は、UGAP(公共購買グループ連合)を頼ることもできる。

 
高等教育・研究・イノベーション省と大学学生寮の監督下にある公的施設には、抗原検査キットの購入、自己検査、新型コロナウイルス感染症対策の
メディエーター募集に対し、財政的補償がなされる。この費用は、2021年末に機関に対して調査される。

 
4. ワクチン接種

 
学生・職員のワクチン接種率を高めるために、高等教育機関と大学学生寮はワクチン接種を積極的に推進する。

 
機関は、適切なプロモーションキャンペーンとワクチンへのアクセスを容易にすることを組み合わせた、ワクチン接種促進の政策を行うように
求められる。

 
学生や職員に提供されるワクチン接種の可能性に応じて、学期の初めに新たなコミュニケーションキャンペーンを行う。また、学生のワクチン
接種を推進するために、健康促進を担う学生、大学寮の規定を決める必要がある。未接種の学生のワクチン接種を促進するために、教育機関では
様々な対策を講じることができる。

  • キャンパス内のワクチン接種ブースの設置(以下参照)
  • 街で利用可能なワクチン接種に学生を案内する(予防接種センター、開業医、薬剤師など)
  • 優先順位が高いと認定された特定のグループ(留学生、大学寮の学生など)を対象とした「広報」活動を、ワクチン接種支援活動を実施できる一時医療保険基金と連携して実施する。ARSに要求できる場合もある。
  • ワクチンの管理を行うSSUのワクチン接種センターでワクチン接種を行う。

高等教育・研究・イノベーション大臣、内務大臣、保健・連帯大臣から、知事、地域教育長、地域保健機関の事務局長、各学長に対し、学期開始時
に学生のためのワクチン接種活動を行うよう指示がある。

 
これらの業務は、ARS によって編成される。具体的には、ワクチン接種用のバーナムや移動式 ARS チームを施設内に配置するという形で展開される。

 
各学生が地元でワクチン接種が受けられるよう、各機関のすべてのキャンパスに特に注意を払う必要がある。また、県知事、学長、ARS 総局は、
8月23日の週に、地域のすべての施設長を集めて、誰もが参加できるワクチン接種計画を立てるように要請されている。並行して、予防医学サービス
を提供している機関には、職員のワクチン接種を維持または設定することが求められる。

 
>>>次へ、つづく


Ministère de l’Enseignement supérieur:: Rentrée 2021 : accueillir 100% des étudiants, déployer la vaccination


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