【ニュース・フランス】生涯にわたる職業訓練促進に関する答申

セルジー-ポントワーズ大学長、フランソワ・ジェルミネ氏は2015年11月6日、ナジャット・ヴァロー=ベルカセム国民教育・高等教育・研究大臣とティエリー・マンドン高等教育・研究担当大臣に生涯を通じた職業教育における大学の連携を促進・増大することを目的とした報告書を提出した。

人々の知識レベルが急速に高まる知識社会においては、大学は生涯教育の主要な役割を果たすことが求められている。この点で、高等教育での職業教育を強化する目的で、2015年3月18日にナジャット・ヴァロー=ベルカセム国民教育・高等教育・研究大臣は、フランソワ・ジェルミネ氏にこの報告書作成を指示していた。

この報告書では職業教育に必要な事項を進めるためには、数々の進展が必要であることを述べている。すなわち、大学は給与所得者がしばしば必要としているのは、免状取得ではなく、むしろ短期間の研修であり、その要望に応えるサービスを提供すること、給与所得者・被雇用者にあっては、高等教育機関が職業教育における主要な役割を果たすということを認識させることである。

しかし、フランスでは職業教育市場において、高等教育機関はわずか3%しか占めていないので、今後の潜在的な発展は非常に重要である。このため、高等教育・研究省としては、今後2020年までに15億ユーロの市場開発を見込んでいる。

2015年11月6日

 

Remise du rapport sur la promotion de la formation professionnelle tout au long de la vie

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 高技能職業人材の育成