【ニュース・フランス】推進計画:ESRIのための65億ユーロ

 
 9月3日木曜日、首相から発表された「フランス推進」計画は、新型コロナウイルス感染症による経済危機に対処することを目的としている。
即ち、2022年には経済活動をコロナ禍以前までに回復させる。2021年から2022年の間に合計1000億ユーロが3つの優先事項のために支出される:
300億ユーロがエコロジーのために、350億ユーロが競争力のために、 350億ユーロが社会と地域の団結のために。この計画において、65億ユーロ
がESRI社のために使われる。「フランス推進」計画は、2030年のフランスを支えるため、経済・社会・エコロジー再構築の道筋を付けるものである。
 
 政府とヨーロッパが立てる計画は首尾一貫したものである: 1000億ユーロは、政府の毎年の予算の三分の一で、この40%はヨーロッパ連合の予算
で賄われる。推進計画によって、フランス国内の価値と未来への知見との接続を(再)構築するように、将来の部門を位置づけることが出来るよう
になる。そして、転職や新しい技能を身に付けたいと考えている若者へ新たな機会を与えられるようにするという目的がある。

 
 そして、これによってヨーロッパと同様にフランスでも、国家レベルでの協力によって、信頼と魅力を形作れるようになる。高等教育・研究・
イノベーション省は大きな役割を担っており、推進計画において65億ユーロという大きな恩恵を受ける。推進計画の第一の方向性としてESRI社は、
複数の活動(将来の投資プログラムの中の2つ)に関係し、3年間で65億ユーロの予算となっている。
 
 55億ユーロは第四回将来の投資プログラムのためのものである(31億は骨格作りのために、24億ユーロは各プロジェクトのテーマごとに)。
少なくとも10億ユーロは、高等教育・研究・イノベーション省の特定の活動のためのものである(建物エネルギーリノベーション政策の下で、
全体で40億円という金額が決められている)。ESRI社は3つの優先事項の推進に貢献する。

 
エコロジー
 高等教育と研究の建物のエネルギーリノベーション;研究と教育分野の幾つかの活動の促進戦略、経済のエコロジーとエネルギーの転換のための
重要な市場と技術(脱炭素水素化、リサイクル素材の再生利用と再編成、工業におけるバイオ資源とバイオエネルギーによる製品、衛生面と気候面
のリスクに対する都市の耐性、健康のための持続可能な食料)
 
競争
 企業の研究開発による雇用の維持を支援するための公的な研究機関の動員(3億ユーロ);研究と教育分野についての経済的自立のための投資戦略、
例えば人工知能、クラウド、サイバー、量子技術、デジタルヘルス、革新的医療の生体生産、発生している伝染病の対策、デジタル(240万ユーロ
のエコロジー戦略)
 
団結
 国立研究機構の研究推進を加速(4億ユーロ);第四回未来への投資プロジェクトの組織について、例えばこれによって、力強く大学とキャンパス
の開発を継続して進める(25億5千万ユーロ),deeptech スタートアップの開発を続ける(6億ユーロ);大学のデジタル面での統合と設備推進する
(3500万ユーロ);定員を増やす(1億8千万ユーロ);学生ローンの保証を強化する(3200万ユーロ)
 
9/7
 


Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation:
Plan de relance : 6,5 milliards d’euros pour l’ESRI

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政