【ニュース・フランス】カリフォルニア大学デーヴィス校とINRAEがぶどうの健康に関するプロジェクトの科学協力枠組み協定に調印

 
 カリフォルニア大学デーヴィス校と国立農業・食糧・環境研究所(Institut national de recherche pour l’agriculture, l’alimentation et
l’environnement:Inrae)との間における初の科学協力枠組み協定の調印は2019年5月、カリフォルニア大学デーヴィス校長Gary May 氏と
Inraeの所長を務めるPhilippe Mauguin 氏の挨拶に続けて執り行われた。

 
 この協定によって、2つの機関が共同科学戦略と位置づけた分野において、基本的な協力から共同論文の発表まで研究協力パートナーとなる。
これにより、ブドウの健康に関する新たなプロジェクトが開始される。

 
 実際、このテーマはワインの大きな生産国で消費国であり、それぞれ作付面積が世界6位と3位であるアメリカとフランスの共通利益となる
最優先のテーマ
である。次のプロジェクトでは牛乳の成分と健康との関係について調査することとしている。

 
 これは牛乳の中に小さな濃度で存在する栄養価の無い成分が、健康に対しどのような影響を及ぼすかを探る
ものである。この2つのプロジェクトによって
協力と意見交換が進められ、特にこれらのテーマにおいて有望な若手研究者の間で協力と意見交換が行われることが期待される。

 
 プロジェクトは、研究の将来性とチームの質を基準にカリフォルニア大学デーヴィス校とINRAEとが共同で選定を行う。感染症の影響で、
予定されていた訪問は延期されたが、科学的な開発と協力に必要な意見交換はオンラインで実施された。

 
7月1日
 


ANR: L’ANR simplifie la contractualisation des projets sélectionnés pour financement

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 研究者交流