【ニュース・フランス】高等師範学校パリ‐サクレ―とINRAEはパートナーシップ協定に調印

 
 2020年7月17日、高等師範学校パリ – サクレ―のPierre-Paul Zalio学長と国立農業・食糧・環境研究所(Institut national de recherche
pour l’agriculture, l’alimentation et l’environnement:Inrae)の所長を務めるPhilippe Mauguin 氏は5年間のパートナーシップ協定に調印した。

 
 この協定では、INRAEの研究員が自分の専門分野について高等師範学校の学生に対する講義への参加に関する条件が定められている。この調印は、
研究者と高等教育の授業についての高等師範学校の方針枠組みに関するものである。

 
 これにより、INRAEのパリ‐サクレ―での取り組み方針が決定される。INRAEの研究者で教員に選定された者は、自分の専門(経済、生活科学、
エコロジー、プロセス工学)についての知見とノウハウについて、高等師範学校で教えられているテーマ(農業、環境、食糧)に沿って補足授業を行う。

このような高等師範学校と研究機関という今まで交わりの無かった機関の協定によって、高等教育において公的な研究機関の研究者が授業を行う
ことが容易になる。

 
 国立科学研究センターと国立情報学自動制御研究所に続き、INRAEは高等師範学校パリ‐サクレ―とパートナーシップを結ぶ三番目の研究機関
なる。更にこの協定は、長年計画されてきた、これらのパートナーシップを取り入れたパリ‐サクレ―大学の建設につながるだろう。
これによって高等師範学校とINRAE、その他パートナー機関との大学院創設が明確なものとなる。

 
7月20日
 


INRAe: l’ENS Paris-Saclay et INRAE signent une convention de partenariat

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究