2014年10月27日、エコール・サントラル・パリ(ECP)は、モロッコのカサブランカでの新キャンパス創設に着手した。ECPは、これまでにも中国とインドにキャンパスを創設しており、国際進出、特に新興国への進出に意欲的である。
特にアフリカは、発展中の地域であり、2100年には人口が現在の4倍の40億人に上り、仏語圏の人口も3倍に増加すると見込まれているだけに、ECPの関心は高い。
ECPが新興国へ進出する背景には、フランスの技術系のエリート教育モデルは、基礎科学から応用科学まで網羅しており、企業との緊密な提携の下に行われるため、新興国では高く評価されていることがある。
現在のところ、これらの海外キャンパスでは、現地の学生を受け入れているが、将来的にはフランス人学生の受け入れも見込まれている。
Le Monde “ Apres la Chine et l’Inde, Centrale s’implante au Maroc”(2014年10月30日)