【ニュース・フランス】「ハリケーン2017」公募:大災害、リスク、克服

 
小アンティル諸島とメキシコ湾を立て続けに襲った前代未聞の強さのハリケーン(Irma、José、Maria、Harvey) を含む、2017年8-9月の異常気象を受け、高等教育・研究・イノベーション省は、国立研究機構(Agence nationale de la recherche:ANR)とともに、異常気象現象とその社会や環境への影響に関する新知見を得るためのプロジェクト公募を実施・開始する。
 
科学的知見や技術情報を公共政策や経験を生かした分析、予測法と復興管理の向上に有効活用できるよう、科学コミュニティーが大災害の諸問題に取り組むことを促すことを目標としている。本枠組みで、ANRは2017年12月18日、採択プロジェクトの迅速な実行を可能にする加速手続きに則って「ハリケーン2017:大災害、リスク、克服」研究プロジェクト公募を開始した。本公募は、2017年12月12日にパリで開催された“One Planet Summit”と国連の気候変動に関する枠組み協定によって掲げられた「気候」行動ダイナミクスに基づく。
 
本公募開始にあたり、Frédérique Vidal高等教育・研究・イノベーション大臣は、「気候変動により異常気象が起こるので、リスク評価・対策・復興に関して研究がもたらすものは大きい」と強調した。
 
2017年12月18日
 
MESRI :‘Ouragans 2017 : catastrophe, risque et résilience’ : un appel à projets pour améliorer les connaissances sur les catastrophes naturelles extremes(2017年12月18日)
 
ANR:Lancement de l’appel “Ouragans 2017” – Catastrophe, Risque et Résilience(2017年12月18日)
 

地域 西欧
フランス
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