【ニュース・フランス】「コペルニクス」がアマゾンの森林火災を観測する

 
フランスにおいて高等教育・研究・イノベーション省(Ministère de lʼEnseignement supérieur,de la Recherche et de lʼInnovation:MESRI)が管轄する「コペルニクス」は、ヨーロッパの地球観測プログラムである。そのプログラムでは7つの衛星が設置され、環境モニタリングを行っている。
 
その中の「コペルニクス」の大気モニタリング機能(Copernicus atmosphere monitoring aervice:CAMS)は、世界レベルで利用されており、アマゾン熱帯雨林の火災やハリケーン・ドリアンについての情報を提供している。「コペルニクス」は、地球観察に基づく観測データを提供する。
 
それは欧州委員会によって統一管理されており、EU加盟国、欧州宇宙機関(Agence spatiale européenne:ESA)、欧州気象衛星開発機構(Organisation européenne pour l’exploitation de satellites météorologiques:EUMETSAT)、欧州中期予報センター(Centre européen de prévisions météorologiques à moyen terme:ECMWF)、EUの機関、Mercator Océanと協力しながら利用されている。
 
「コペルニクス」はフランスでは高等教育・研究・イノベーション省が管理しており、ヨーロッパ事務局(Secrétariat général des affaires européennes:SGAE)と緊密に連携し、位置の設定を行い、エコロジー・持続可能開発・エネルギー省、フランス国立宇宙研究センター(Centre national d’études spatiale:CNES)、その他関連省庁と協力して、その調整を行っている。
 
人口衛星や陸・空・海の観測システムからもたらされる地球全体の膨大なデータは、ヨーロッパの人の生活環境向上に関わるサービス業、官公庁、その他の国際機関が情報を使えるように利用、分析されている。その情報は無料で自由に閲覧できるよう提供されている。
 
2019年8月30日
 
Copernicus surveille les incendies de forêt en Amazonie
 

地域 西欧
フランス
取組レベル 国際機関レベルの取組
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