【ニュース・ドイツ】大学は教育システムにおけるモビリティーと浸透性を増進する

 
DFG の論文では、政治的な方向性を決めるための中心的な行動分野と提言がまとめられている/「知識主導型の研究を強化し、
知識リポジトリから利益を得る」

 
職場や大学あるいは他の場所で習得した能力は、科目や大学を変更するとき、あるいは研究と仕事の間で変更があるとき、できる限り簡単に単位認定され、承認されるべきである。これはライプツィヒで昨日(2022年5月10日)開催されたドイツ学長会議(HRK)総会で採択された勧告の目的である。

 
「この決議は高等教育機関、州政府、連邦政府ならびに大学以外の教育関係者に向けられています。対象グループに向けて調整された水準や適切な勧告を通じて、生涯学習や柔軟な学びを促進したいと考えています。」と HRK 会長の Peter-André Alt 博士は話している。認定(高等教育機関で習得できる能力)と単位互換(高等教育機関以外で習得できる能力)への障害が少ないことは教育システムの浸透に貢献し、国内外のモビリティーを促進する。

 
この決議文書で、大学は、拘束力があり学生に優しいやり方で大学全体での認定や単位互換手続きを規制し、手続きのデジタル化と透明化を目指す「感謝できる」大学文化を約束する。

 
連邦や州の政府も説明を求められている。こうして、職業教育と高等教育の間の浸透性の向上が、高等教育機関と他のアクターの協力拡大により促進され、高等教育機関の基本金は追加任務によって増加しつつある。

 
HRK は、高等教育から職業教育・訓練への能力を認定し、また試験における共通の基礎を確認する目的で、職業教育・訓練における能力と学習成果志向を促すことを求めている。

 
「大学、州政府、連邦政府、大学以外の教育関係者はドイツにおける単位認定と単位互換の慣習を改善するために協同するべきです。このような全体的なアプローチは、我々ドイツの人間が、教育システムの高性能な可能性を十分に活用するために必要です。」と HRK 会長の Alt 氏は強調した。

 
この決議文書は HRK のプロジェクト「MODUS -モビリティーと透過性の強化:単位認定と単位互換」の枠組みの中で起草され、刊行物「単位認定と単位互換:課題と見通し」に基づいている。

 
2022年5月11日


HRK: Hochschulen fördern Mobilität und Durchlässigkeit im Bildungssystem


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ドイツ
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