【ニュース・タイ】大学、イノベーション主導を歓迎

 
タマサート大学は2021年2月16日、人々の生活向上を目的とした3つのイノベーションプロジェクトを発表した。同大学は技術開発とイノベーションを
通じて社会を牽引することを目指している。

 
学頭の Gasinee Witoonchart 准教授は、3つの構想は国内外で評価されており、大学はこの分野の探求と投資を誇りに思っていると述べた。

 
1つ目の構想「タマサートモデル」は、草の根経済の強化を目的としたイノベーションを生み出すための学習プロジェクトである。商学・会計学部が
開発したこのイノベーションは、AMBA(MBA協会)と BGA(ビジネス大学院協会)の「ベスト生涯学習イニシアチブ 2021 」部門で銀賞を
受賞した。

 
2つ目のイノベーション「スペースウォーカー」は、衰弱性疾患に苦しむ人々を支援するために設計された歩行補助器具である。工学部が開発した
このデザインは、技術 革新型企業開発基金により、人々の生活を向上させるだけでなく、輸入品への依存度を低減させることに最も成功した
イノベーションとして選ばれた。

 
3つ目の構想は、シリントーン国際工学部(SIIT)が開発したフェイスマスク認識技術である。フェイスマスクを着用しているかどうかを検知する
ことで、特定の地域における公衆衛生ガイドラインの遵守状況や介入の必要性を判断する。このイノベーションは、高等教育科学研究イノベーション
省と Covid-19 状況管理センター(CCSA)により、新型コロナウイルス感染症の蔓延を抑制するのに役立つ技術として選定された。

 
Gasinee 准教授は、これら3つのプロジェクトは、「人々のための大学」を目指す大学の決意を示すものだと述べている。

 


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
社会との交流、産学官連携 社会貢献
レポート 海外センター