2019年7月18日、タイの国家科学研究イノベーション計画の草案を検討するための会議がセンチュリーパークホテルで開催された。
この会議はタイ科学研究イノベーション事務局(the Office of Thailand Science Research and Innovation)の後を受けて発足した科学、研究、イノベーション推進委員会事務局(the Office of the Science, Research, Innovation Promotion Board)が主催したもので、当日は科学、研究に関する17の分野からの専門家が出席した。
事務局長のSutthiphan Jitpimolmart氏によれば、同会議はタイの科学戦略および研究とイノベーションのための基本計画、さらに科学技術の改革のための計画を検討することを目的に開催されたもので、今回は2020年から2022年までの計画の草案について意見を集約すべく、公的機関と市民グループ双方から17分野200人の専門家が会議に招待された。
同会議では大学教育、研究、科学、イノベーション評議会(the Undergraduate Education, Research, Science and Innovation Council)と協同で基本計画と戦略が検討された。
ブレインストーミングでは以下の七つのトピックが取り上げられ、ここから生まれたアイデアは国家科学研究イノベーション計画を策定する際に使用される予定である。
- タイ人と生涯学習
- 地域に根差した持続可能性と安全保障の構築
- 環境と天然資源
- 社会的平等と生活の質
- 革新的産業
- 革新的基盤と経済
- 国の発展と生態学
大学教育評議会会長(director of the undergraduate education council)であるKittipong Promwong氏は、国家科学研究イノベーション計画の策定は喫緊に取り組むべき課題であり、国家戦略の主要計画に従って実施されると述べた。同氏の説明によれば、この計画は社会の主要な課題(科学イノベーション競争力強化、地域に根差した開発の開始、人材、大学及び研究機関の観点からの持続可能な科学技術の創造)解決を目的としているとのことである。
2019年7月19日
The Nation:Experts brainstorm on national science, innovation plan