【ニュース・ケニア】ケニアで産学連携ワークショップが開催

 
ケニアでは、長年にわたって社会・経済的な発展を促進するような新しい製品やアイデアを生み出してこなかったとして、大学が批判に晒されている。イノベーションを発展に結びつけるのが困難である理由の一つは、大学と企業のあいだの連携が不足していることにある。この問題を解消するために、AFRICA-ai-JAPANプロジェクト(AFRICA-ai-JAPAN Project)は企業と大学から40人以上の参加者を募り、産学連携ワークショップを開催した。このイベントでは、産学連携を強化するために何をなすべきかについて議論が交わされた。
 
ケニア自動車修理業組合(Kenya Motors Repairers Association)のバーナード・ンゴレ(Bernard Ngore)経営責任者はワークショップのなかで発言し、大学に対して企業が求める内容に大学のカリキュラムを合わせるよう要請した。また、企業は国際的な競争力を維持するために、継続的に発展しつづける新しい技術を要求されているとも語った。
 
AFRICA-ai-JAPANプロジェクトは、日本政府、アフリカ連合委員会(African Union Commission)、そしてケニア政府のあいだで取り結ばれた合意である。その目的は、汎アフリカ大学(Pan African University)・科学技術イノベーション(Basic Sciences, Technology and Innovation)拠点を設置するために、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology:JKUAT)の研究・イノベーション能力を向上させることである。
 
2019年3月15日
 
JKUAT: Concerted Efforts Needed for a Functional Academia–Industry Linkage
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 国際機関レベルの取組
社会との交流、産学官連携 産学官連携
レポート 海外センター