【ニュース・エストニア】研究への投資は必要不可欠

 
「研究とイノベーションへの投資は贅沢と捉えるのではなく、欧州連合(EU)の競争力を維持するために必要です。研究資金が増えなければ、EUの競争力が低下し、優れた人材を失ってしまうでしょう。さらに、多くのテクノロジーと研究集約型製品は未開発のままになってしまうでしょう。」とJuri Ratasエストニア首相は、タリン・クリエイティブ・ハブで開催された国際会議の開会挨拶の中で述べた。
 
エストニア政府は、研究助成を国の優先事項とし、研究とイノベーションにかかる2018年の国家予算配分を11%増やすことを決定した。2020年までにGDP支出目標の3%に達することを目標に、うち1%は公共部門、2%は民間部門の支出に限定する。「EU理事会議長国としてのエストニアの目標は、研究開発とイノベーションへの投資の増加を支援するとともに、この移行がEUの次の複数年次財務枠組みにも反映されるようにすることです」とRatas首相は述べた。
 
Ratas首相は“タリン活動計画2017”を欧州委員会と関係者の代表に提出した。同計画の目的は、研究とイノベーションの資金を増やすための幅広い政治的コミットメントを確実にすること、加えて、経済発展と社会の競争力強化のための研究の役割をより深く認識し、評価することである。
 
The Baltic Times:Investing in research is not a luxury
 

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