【ニュース・イギリス】2020年は新卒社員向けの雇用が減る見込み(1)

 
2020年1月6日、ガーディアン紙は、統計によると新卒社員向け労働市場が停滞傾向となるため、今年2020年はわずかな人材募集をめぐり、
若年労働者の競争が激しくなると伝えた。

 
ISE が実施した意識調査によると、雇用者は今年は昨年より2.7%増の高卒や新卒者の雇用を計画していることが分かった。

 
しかしこの数字は、学生の求人募集数が目標に達せず、雇用市場全体が停滞時であることを考えればあまりにも楽観的かもしれない。
 
新卒者の採用の減速が主な雇用減少の原因で、調査では今後数か月間は高卒や見習いの雇用も減速することを指摘している。

 
この調査は、ホワイトカラーの仕事に就きたいと考えている全国の学生にとって不安材料となるだろう。

 
過去10年の間に英国で求人が出されたものの多くは、学校もしくは大学を卒業直後に就くほど簡単な職種でもないか、まったく訓練や技術を
求めない簡単な職種のどちらかであった。

 
IES の集計によると、過去10年間に340万件の雇用が創出されたが、わずか40万件が熟練、半熟練の職種として分類されている。

 
およそ250万人は専門職、上級職と考えられており、それらの職には年配、経験豊富な労働者がついており、一方で50万人は未熟練労働者
として分類されている。
 


Support the Guardian(出典): UK employers will offer fewer entry-level jobs in 2020, figures suggest


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