【ニュース・イギリス】高等教育機関データ:ビジネスと地域の相互関係-オープンデータ公開

 
2019年4月4日、高等教育統計局(Higher Education Statistics Agency:HESA)から高等機関と企業と地域の相互関係を知るための調査報告が発表された。高等教育ビジネスと地域間の相互関係(HE Business and Community Interaction:HE-BCI)の調査結果は、英国の大学が経済に関わっている程度や学術環境の外側での大学の事業の適用を示している。
 
調査は高等教育機関に関連した分割、新規の会社の詳細も網羅している。2017/2018財政年度では、大学が所有する知的財産により分割会社が140件成立した。さらに高等教育機関の職員、卒業生によって4,129件新規の会社が成立している。
 
2017/2018学事年度では高等教育機関は1,707件の特許が許可され、同学事年度、知的財産より2億700万ポンドの収益をあげた。
 
この調査によって測定されたビジネスと地域の関与は共同研究(14億ポンド)、委託研究(13億ポンド)、コンサルタント(4億7,100万ポンド)、施設、備品のレンタル(2億2,800万ポンド)技術者継続教育(Continuing Professional Development:CPD)と継続教育(6億9,800万ポンド)や再生開発プログラム(2億2,400万ポンド)を含んでいる。
 
また調査は高等教育機関の社会、地域、文化関与も対象で、学事年度中に実施した2,500万人以上が参加を記録した、無料講義、パフォーマンス、展示会も評価の対象となった。
 
これらのデータは全て公開対象となっている。
 
1ポンド≒146.00円(2019年4月4日)
 
HE Provider Data:Business and Community Interaction – open data release

地域 西欧
イギリス
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