【ニュース・イギリス】英国学士院は若手研究者のネットワークを英国南西部で拡大

 
2021年12月9日、University Business は英国学士院(BA)が大学の GW4 アライアンス によって支援された新しいハブを利用して、若手研究者(ECR)ネットワークを英国南西部に拡大することを伝えた。

 
2年間の試験的なプログラムは英国を拠点としている人文・社会科学のポスドク研究者の全体的なネットワークを築くことを目的としている。

 
このネットワークはウォルフソン財団との提携で設立し、人文・社会科学の分野の若手研究者のスキルアップやネットワーキングを提供することが目標である。このネットワークは、研究者同士のネットワークを広げるだけでなく、研究者コミュニティの中で機会均等を推奨し、研究者にとって未知の機会を提供する活動を行う。

 
University of Birmingham の指導のもとで、ミッドランド地方で最初のハブが成立し、引き続き英国南西部に支部を設立する。GW4 は Bath、Bristol、Cardiff、Exeter の4大学で構成されており、英国南西部にある、Bath Spa、Bournemouth、Gloucestershire、Plymouth、UWE Bristol の5大学とともにイベントを開催する予定である。

 
BA はこの地域の高等教育機関と協力し、全国的なネットワークを築くことを希望している。

 
University of Plymouth の社会学の名誉教授で BA の ECR ネットワークの諮問委員会の議長を務める John Scott 教授は、「英国南西部の第2の地域ハブの設立は、人文・社会科学の若手研究者の全国的な支援ネットワークを築くための大きな一歩である。」

 
「我々は、研究スキル及び研究基盤の確立と強化を助けるという点で、地域の共同体の参加を歓迎する。これにより、BA、提携大学、熱心な研究者たち、ネットワークと情熱を結集し、社会科学の分野における我々の未来を形成することになるであろう。」と述べた。

 
2 年間のプログラムの間に、もう1つのハブの計画を発表する予定で、その詳細は 2022 年春に発表予定である。

 
人文・社会科学分野の若手研究者であれば、研究資金や経歴に関係なく、また学術に携わっていない独立した研究機関所属の研究者や無職の研究者であっても、ECR ネットワークに参加することを主催者側は奨励している。

 
GW4 アライアンスの代表である Joanna Jenkinson 博士は、「BA が我々の取り組みである ECR を支援し、ビジネス・エネルギー、産業戦略省(BEIS)研究開発人材・文化戦略に直接関連のある将来の指導者の育成を認識してくれたことを嬉しく思う。」と述べた。

 
GW4 アライアンス: 英国大学で最も研究集約かつ革新的な Bath、Bristol、Cardiff、Exeterの4つの大学で構成され、分野はクリエイティブアーツ
    から物理科学までおよぶ 共同研究コミュニティ


University Business: British Academy expands early career researcher network to south west


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