【ニュース・アメリカ】NSF、STEM分野における大学院教育研修生制度モデル開発・実施のために研究プロジェクト17件に対して総額5,100万ドルを助成

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)の研究研修生(Research Traineeship:NRT)プログラムは、STEM(science, technology, engineering, and mathematics)分野における大学院教育研修生制度モデルを開発・実現するために、研究プロジェクト17件に対して総額5,100万ドルを助成した。

 

本助成は、次世代科学リーダーが、複雑な社会問題に取り組む上で必要なスキルを開発するための訓練を支援することになる。NRTプログラムは、「将来のNSF投資に向けたビッグアイデア10件(10 Big Ideas for Future NSF Investments)」と一致するもので、NRT助成受給プロジェクトのうち、3件は「ビッグアイデア」研究の中の「データ革命の利用」に重点を置いたもので、別の3件は「人間技術フロンティアにおける仕事の未来」に関するものとなっている。

 

また、国家優先研究事項を取り上げたプロジェクトも含まれており、7件は「食品・エネルギー・水システムのネクサスにおけるイノベーション」に重点を置いたもので、6件は「NSF工学・科学分野における全米のマイノリティ学習者の包括(NSF INCLUDES)」プロジェクトのリンクを活用するものである。

 

なお、採択されたプロジェクトには、スタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)が主導する「神経技術 ~神経科学への技術の導入~」や、カンザス州立大学(Kansas State University)が主導する「未来のリーダーの準備 ~遠隔地リソースの回復力~」などが含まれる。

 

2018年9月4日

 

National Science Foundation:New NSF Research Traineeship awards aim to transform approaches to STEM graduate education

地域 北米
アメリカ
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