国立衛生研究所(NIH)は9月15日、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の流行拡大に対応するデジタル医療ソリューションの開発
プロジェクト7件に助成することを発表した。これらのプロジェクトは、NIH傘下の国立がん研究所(NCI)及び国立生体医学イメージング・
生体工学研究所(NIBIB)が約200件のプロジェクトの中から選出したもので、パンデミックに関連する危急の公衆衛生上のニーズに対応する様々な
ソリューション開発が行われることになる。本助成は2つのフェーズに分かれており、フェーズ1では、プロジェクトの実現可能性を実証する。
フェーズ1終了後に審査が行われ、フェーズ2に進むプロジェクトには、さらに助成が付与され、パンデミックに対応する実用性を実証することになる。
プロジェクト全7件がフェーズ2に進んだ場合の助成総額は2,280万ドルで、助成受給プロジェクトは、フェーズ1・2の両方を1年以内に完了する
ことになる。助成受給プロジェクト7件には、
① エビデーション・ヘルス社による、患者の同意を得た多様なデータ分析用の健康診断プラットフォーム
② カリフォルニア大学サンフランシスコ校による、GPSを使用した接触者追跡ツール
などが含まれる。
9月15日
National Institutes of Health: NIH awards contracts to develop innovative digital health technologies for COVID-19