【ニュース・アメリカ】K-12教育リーダー超党派グループ、高校卒業後の成功に向けた新たなブループリントを発表

 
州及び学区の教育長で構成される超党派ネットワークのチーフス・フォー・チェンジ(Chiefs for Change)は2019年1月8日に声明を発表し、高校卒業後の成功に向けた新たなブループリントの概要を提示した。
 
本声明では、高校卒業率が2016年で84%と増加傾向にある一方で、特に低所得層家庭の生徒において、卒業後の失業率が高かったり、大学進学により莫大な学資ローン負債を抱えたりするとして、懸念を表明している。また、幼稚園から高校3年まで(K-12)の教育関係者に対しては、大学進学・就職準備がしっかりと出来た状態で生徒を卒業させることに対するコミットメントを再確認するよう呼び掛けている。
 
高校卒業後の成功に向けた新たなブループリントの概要は以下の通り。

  • 連邦・州政府政策決定者に対し、高等教育機関への進学・在籍・卒業状況、就職状況、収入に関するデータを、全米50州において、主要人口統計項目別に、各中等教育学校・学区・高等教育機関との繋がりを含めて公開することを義務付けるよう要請。
  • K-12教育リーダーは、コミュニティカレッジ、雇用主、職業訓練提供者などと協力し、全ての生徒により良い就職に向けた新たな道を提供。そのために、業界の需要に沿わない職業・技術教育アプローチを排除し、高成長・高需要分野で能力に見合った収入が得られるような就職に向けて生徒を準備。
  • 高等教育機関に対し、学位取得と有意義な職業への移行を継続して重視するよう要請。

なお、本声明は、Cheifs for Change:Statement Outlining a New Blueprint for Postsecondary Successから閲覧可能。
 
2019年1月8日
 
Chiefs for Change:Bipartisan K-12 Chiefs Outline New Blueprint for Postsecondary Success

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