国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)は、地下構造と世界的安全保障・安全性との関連性が高まる中、革新的且つ強化された技術が、軍事・民事地下運用に対して悪影響・好影響を及ぼす可能性を持つことを受け、未知の複雑な地下環境のマッピング及びナビゲーションを迅速に行い、閉じ込められた生存者などといった対象の所在地を、人間が危険に晒されることなく突き止めることができる可能性のある最先端技術に対する理解強化を目的とした情報要求(Request for Information:RFI)を公示した。
DARPA戦術技術局(Tactical Technology Office:TTO)プログラムマネージャーのティモシー・チャン(Timothy Chung)氏は、画期的技術開発という点では地下環境は未開の領域とし、視界・通信事情の悪さ、困難なアクセス、及び、予測不能な地形などといった多角的問題を克服するための独創的アイデアを求めているとコメントした。特に、DARPAが高い関心を示しているのは、画期的なコンセプト、アプローチ、アーキテクチャや技術等で、統合されたソリューションと現場でのマッピング及びナビゲーションを可能とする新技術の両方を募集している。
なお、情報提出期限は、2017年12月15日である。
2017年11月21日
Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA Digging for Ideas to Revolutionize Subterranean Mapping and Navigation
【ニュース・アメリカ】DARPA、地下環境における迅速なマッピング・ナビゲーションを可能とする技術に関する理解強化を目的としたRFIを公示
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