【ニュース・アメリカ】2018-19学年度の公立2・4年制大学の年間授業料・手数料、前学年度から僅かに減額

 
カレッジボード(College Board)は10月16日、大学の学費及び学資援助の傾向に関する年次報告書「大学学費の傾向(Trends in College Pricing)」と「学資援助の傾向(Trends in Student Aid)」を発表した。
 
これによると、公立2年制・4年制大学の授業料・手数料は、2017-18学年度と2018-19学年度を比較すると僅かに減額し、非営利私立4年制大学では僅かに増額したことが明らかにされた。具体的に、年間授業料・手数料が、公立2年制大学では平均3,670ドルから3,660ドルに10ドル減(0.3%減)、公立4年制大学では平均1万270ドルから1万230ドルに40ドル減(0.4%減)、非営利私立4年制大学では平均3万5,720ドルから3万5,830ドルに110ドル増(0.3%増)で、全般的には前学年度から横ばいであった。
 
一方、学士課程在学生の一般的な学資援助総額は、2016-17学年度と2017-18学年度を比較すると、平均1万4,620ドルから1万4,790ドルに1.2%増加したが、そのうちの連邦学資ローンは、平均4,680ドルから4,510ドルに3.6%減少した。さらに、2017-18学年度の学資ローン負債総額は1,055億ドルで、最高であった2010-11学年度の1,277億ドルから17.4%減となっている。
 
但し、アーバン研究所(Urban Institute)上級フェローでこれらの報告書の共同執筆者であるサンディ・バウム(Sandy Baum)氏は、これらの価格及び学資ローン負債額の傾向は、今後変わる可能性があると警告した。
 
これらの報告書は、それぞれ以下よりダウンロード可能。
Trends in Student Aid 2018[PDF:877.54KB]
Trends in College Pricing 2018[PDF:861.64KB]
 
2018年10月17日
 
Inside Higher ED:Prices Level Off — for Now

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