2018年6月5日、米国発明家アカデミー（National Academy of Inventors：NAI）と知的財産所有者協会（Intellectual Property Owners Association：IPO）は、2017年に付与された米国特許件数の上位100大学に関する報告書「2017年米国特許付与件数世界大学上位100校（Top 100 Worldwide Universities Granted U.S. Utility Patents in 2017）」を発表した。

本報告書は、米国特許商標局（United States Patent and Trademark Office：USPTO）が発表するデータを使用したもので、大学における研究・イノベーションにとって、特許が重要な役割を果たしていることを強調している。

上位10位までにランクインした大学では、カリフォルニア大学システム（The University of California System、524件）、マサチューセッツ工科大学（Massachusetts Institute of Technology：MIT、306件）、テキサス大学システム（The University of Texas System、219件）、スタンフォード大学（Stanford University、カリフォルニア州、204件）、の米国大学（システム校含む）4校に続き、清華大学（Tsinghua University、中国、176件）が第5位、サウジアラビアのキング・ファハド石油鉱物大学（King Fahd University of Petroleum and Minerals、167件）が第6位にそれぞれランクインし、7位～10位も米国大学が占めた。なお、日本の大学では東京大学が52位（48件）、京都大学が79位（34件）、大阪大学が94位（27件）に、それぞれランクインしている。

National Academy of Inventors：Top 100 Worldwide Universities Granted U.S. Utility Patents in 2017 Announced（報告書PDFあり）