【ニュース・アメリカ】NSF、共同研究チームによるOSN開発プロジェクトに対して2年間に亘り180万ドルを助成

2018年6月7日、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は今後2年に亘って実施するデータ保存ネットワークの初期開発プロジェクトに対し、180万ドルを助成することを発表した。

 

これは、オープン保存ネットワーク(Open Storage Network:OSN)開発に向けて、共同研究チームが専門性・施設・研究上の問題を統合して取り組むジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University、メリーランド州)のアレックス・スザレー(Alex Szalay)氏が主導するプロジェクトで、研究パートナーには米国データサービス(National Data Service)の他、NSFが資金提供するビッグデータ地域イノベーションハブ(Big Data Regional Innovation Hub:BD Hub)4カ所などが含まれる。

 

NSFによるOSN投資は、元グーグル社(Google)会長のエリック・シュミッツ(Eric Schmidt)氏が、新しいネットワークのデータ送信システムを可能とするために立ち上げた慈善イニシアティブ「シュミッツ・フューチャーズ(Schmidt Futures)」によるシード資金を基盤とするものである。これらのシステムは、低コスト・高い処理能力・大容量で、僅かな数のノードを使用して、容量100ギガビットのネットワーク接続に相当する機能を保有するよう設計される。

 

National Science Foundation:NSF supports development of new nationwide data storage network

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アメリカ
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