米国科学工学医学アカデミーは、大学が2021年春学期の準備を進める中で有用となる、新型コロナウイルス感染症検査と学生の行動に関する
指針についての提言2編を発表した。
これらの提言は、2020年秋学期に得られた教訓に基づくものである。1つ目は「学生間の新型コロナウイルス感染症予防的行動の奨励」で、マスク着用
や物理的距離の確保などといった、ウイルス感染拡大予防に役立つ行動の大学生への奨励方法を検証したものである。
この中では、発達心理学及び青少年・若年成人の行動に関する脳研究の結果から、以下の4点などが有効とされている。
- 簡単に始められる行動と褒賞の導入
- 既存の習慣との関連付け
- 望ましくない行動への代替策の提供
- 望ましい行動に関する具体的説明提供
また、2つ目は「大学向け新型コロナウイルス感染症検査戦略」で、大学コミュニティ内での感染拡大を抑制するために、迅速且つ頻繁な検査実施
だけでなく、感染者及び濃厚接触者の迅速な隔離、接触者追跡、マスク着用、物理的距離の確保などを含む総合的アプローチが必要としている。
なお、これらの提言は、こちら(1) 及び こちら(2) から閲覧可能。
12月01日
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine:
National Academies Offer Guidance on Student Behavior and COVID-19 Testing for College Administrators Ahead of 2021 Spring Semester
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
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大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |