非営利高等教育・研究諮問グループのイサカS+Rは12月1日、全米の主要研究大学に所属する上級研究官約40人を対象に実施した聞き取り調査の
結果をまとめた報告書「上級研究官 ~経験・役割・組織構造・戦略的決断・挑戦~」を発表した。
これによると、上級研究官は、研究担当副学長や研究担当副総長などといった役職に就くことが多く、助成提案書の監督、リーダーシップ及び
研究インフラへの支援の提供、コンプライアンスに基づく運用の監督、省庁・企業との間でのパートナーシップ構築などといった責任を担って
いるという。
また、①管理的役割が中心となり実際に研究に携わることはほとんどない「専門職モデル」、②上級研究官の役割を果たしながら研究も主導し、
管理職任期満了後は教職に戻る計画の「サービスモデル」のいずれかに該当することが多く、「サービスモデル」に該当する上級研究官は、教員と
しての観点の重要性を強調する傾向があるという。
さらに、上級研究官のほぼ全員の専門分野が科学領域である。なお、米国大学協会及び公立・ランドグラント大学協会の加盟大学では、女性がシニア
研究者である大学は全体の4分の1で、多様性が大きく欠如していることが指摘された。
なお、本報告書は、こちら から閲覧可能。
12月01日
Inside Higher ED: Senior Research Officers Fill Growing Jobs
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 組織・ガバナンス・人事 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |