【ニュース・アメリカ】米国科学工学医学アカデミー、学士課程在学生にデータ科学に関する基本的理解を習得させることを提案

 
米国科学工学医学アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は2018年5月2日、大学生が労働力として適切な準備ができるようにするために、データ科学に関する基本的理解を学士課程在学中に習得させることを提案した報告書「大学生のためのデータ科学(Data Science for Undergraduates)」を発表した。
 
本報告書は、高等教育におけるデータ科学教育の重要性と長所を検証し、

  1. 様々な教育選択肢を提供すること、
  2. 様々な経歴の学生に対してデータ科学分野を魅力的なものとすること、
  3. カリキュラムに倫理及びプライバシーに関する内容を組み込むこと、

などを提案している。
 
また、データ科学は学際的分野で、データ収集・保存・統合・分析・推論・コミュニケーション・倫理などといった、様々な分野について学習する必要があるとし、データ科学の指導をより広範なものとして、多様なプログラムから幅広く学生を包括する必要性を指摘している。
 
同報告書を作成した委員会の共同委員長を務めるアルフレッド・ヒーロー氏(Alfred O. Hero III)は、広範な専攻分野の学士課程在籍学生を対象とするデータ科学プログラムの開始は簡単なことではないものの、学生にも大学にも利益をもたらすとコメントしている。
 
なお、本報告書は、「DATA SCIENCE FOR UNDERGRADUATES OPPORTUNITIES AND OPTIONS」で閲覧可能。

 

2018年5月2日
 
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine:Academic Institutions Should Prepare Undergraduates for a Data-Driven Workplace, New Report Recommends
 

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