【ニュース・アメリカ】米国大学、編入学生やパートタイム学生が連邦政府統計の大学卒業率に反映されることを目指して「#CountAllStudents」キャンペーンを立ち上げ

 
複数の米国大学が2018年5月2日、他大学から編入したり、入学当初はパートタイム学生であったりしたために、連邦政府による卒業率の統計に含まれない2018年卒業生の逸話を共有するキャンペーン「カウント・オール・スチューデンツ(#CountAllStudents)」を立ち上げた。
 
同キャンペーンは、「学生実績評価(Student Achievement Measure:SAM)」プロジェクト本部が調整役を担うもので、フルタイム学生として入学後、他大学に編入することなく卒業した学生のみを卒業率算出の対象とする現行の連邦政府統計の算出手段を、他大学に編入した学生やパートタイム学生も含むものとすることを要請するもので、編入学生やパートタイム学生の逸話を、ソーシャルメディアなどを通して共有することで、これらの学生の存在を広く周知する。
 
現在、学士号取得者の半分以上は卒業までに大学2校以上に在籍し、コミュニティカレッジの学生の3分の2はパートタイム学生であるにもかかわらず、これらの学生が統計に反映されていないという現状の改善を同キャンペーンでは目指すことになる。
 
なお、本キャンペーンの詳細は、「How many more students are counted with SAM?」で閲覧可能。

 

2018年5月2日
 
#CountAllStudents:#CountAllStudents Launches
 

地域 北米
アメリカ
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