【ニュース・アメリカ】政府説明責任局(GAO)、STEM教育プログラムと労働力との関連性に関する報告書を公開

政府説明責任局(Government Accountability Office:GAO)が2014年5月8日に発表したSTEM教育に関する報告書「科学・技術・工学・数学教育 ~教育と労働力との関係を評価~(Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education:Assessing the Relationship between Education and the Workforce)」(URL1)が6月8日に一般公開された。GAOは、学生のSTEM分野就職準備を支援するSTEM教育プログラムのSTEM分野の労働力需要に対する貢献度を検証することを目的として、本報告書を作成した。GAOは報告書の中で、2002年以降のSTEM学位と職業の傾向の分析、及び、連邦STEM教育プログラム158件を対象とした調査の結果、以下のようなファインディングを明らかにしているが、具体的な提案事項は提示していない。

・STEM分野の学位取得者数は、2002-2003学年度の135万人から2011-2012学年度には200万人超と約55%増加しているのに対し、同期間での非STEM分野の学位取得者数増加率は37%

・STEM分野の雇用機会数は、2004年の1,420万件から2012年には1,650万件と16%増加しているのに対し、同期間での非STEM分野の雇用機会数は変化なし

・ほぼ全ての大学STEM教育プログラムが労働力の必要性を考慮する一方、一部のプログラムは、学生のSTEM分野における就職とプログラムの直接的関係を評価する資料なし

・ほぼ全ての小・中・高等学校STEM教育プログラムにおいて、直接・間接的に大学でのSTEM教育に向けての準備を導入

URL1: http://www.gao.gov/assets/670/663079.pdf
URL2: http://www.gao.gov/products/GAO-14-374

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の就職
統計、データ 統計・データ