【ニュース・アメリカ】大学教授に就職支援を希望する学生、半数強は教授を訪れる頻度が1学期に1~2回のみ

 
高等教育関連情報を提供する インサイド・ハイヤー・エド社とカレッジバルス 社は、カプラン社の協力を得て2022年4月中旬に実施した大学生2,000人を対象とした調査「スチューデント・ボイス」の最新結果を発表した。これによると、回答した学生の28%は、教授の学生対応可能時間内に一度も教授を訪ねたことがなく、教授を訪ねたことがあると回答した学生の55%は、その頻度は1学期間に1~2回のみであったことが判明し、就職支援を教授に求める学生においても、この傾向はほぼ同じであった。その他の主な結果は以下の通り。

  • 学生の約3分の1は、受講中の講座を担当する教授最低1人が、職務管理にストレスを感じている模様と回答。
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  • 半数以上の学生は、関心分野で働く知人の紹介や職業選択における助言を教授に希望し、半数弱の学生は、インターン先決定における支援を教授から受けることを希望。
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  • 学生の19%は、大学ガバナンスにおいて教員の影響力は大きいと考え、32%は大学の方針・決定に教員が影響力を持つべきと回答。
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  • 学生の89%は、受講する講座の教員による採点は公平と回答。
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  • 講座担当教員が最新の教材を使用していると回答した学生は全体の61%で、多様な教材を使用すると回答した学生は53%。
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  • 大学教員の終身雇用(テニュア)制度を支持する学生は全体の57%で、否定的な学生は18%。「わからない」と回答した学生は19%。
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  • 対面式の予定であった講座の少なくとも1つがオンラインで行われていると回答した学生は、公立大学生で36%、私立大学生で27%。

 
5月20日、5月26日


Inside Higher ED: Students Seek Stronger Connections With Professors but Rarely Take the Lead

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地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証