【ニュース・アメリカ】上級大学管理者、大学でイノベーションを利用する主要目標は学生の成功の確保

 
高等教育リーダーとイノベーターとの協力コミュニティであるオンライン学習コンソーシアム(Online Learning Consortium:OLC)とオンライン講座管理会社のラーニングハウス社(Learning House)は、学部長・副学長・総長などといった上級大学管理者を対象として実施した、イノベーションの定義及び使用に関する調査結果をまとめた報告書「高等教育におけるイノベーションの現状 ~大学管理者対象調査~(The State of Innovation in Higher Education: A Survey of Academic Administrators)」を発表した。
 
これによると、大学リーダーの大半は、大学でイノベーションを利用する主要目標は学生の成功の確保と回答し、新たな学位プログラムの設立、コスト削減、代替資格の創設、新たな指導法の開発などがこれに続いた。また、イノベーションが活用される主要領域は指導・教育領域で、非従来的学術プログラム及び学務領域がこれに次いでいる。
 
但し、イノベーションというと技術イノベーションとの認識が非常に高いことから、同報告書を作成したOLC研究・イノベーション上級ディレクターのジル・ブバン氏(Jill E. Buban)は、学習前評価、能力に基づく教育、労働力との繋がり強化など、異なる大学・学生に応じた異なる革新的ソリューションが存在することを強調している。
 
なお、本報告書は、「The State of Innovation in Higher Education: A Survey of Academic Administrators」(PDF:562KB)からダウンロード可能。

 

2018年4月18日
 
Inside Higher ED:How Academic Administrators View Innovation
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集
レポート 海外センター