【ニュース・アメリカ】ケンブリッジ大学出版会、米国大学140校以上との間でオープンアクセス契約を締結

 
非営利出版社のケンブリッジ大学出版会は4月1日、米国大学129校との間で新たにオープンアクセス契約を締結したことを発表した。

 
2020年末時点では、同出版会との間でオープンアクセス契約を締結していた米国大学はカリフォルニア大学システム傘下の大学9校を含む13校のみ
であったが、2021年に入って最初の3カ月間で同モデル導入を急速に拡大したことにより、契約締結大学は合計140校以上となった。

 
契約締結大学には、州立大学システム、教養大学、主要研究大学が含まれる。「リード・アンド・パブリッシュ」と呼ばれる同出版会のオープン
アクセスモデルは、従来の読者が購読料を支払って論文を購読するモデルとは異なり、大学・図書館・研究者が一定料金を支払って論文を学術誌
に掲載し、一般読者は自由に論文を読むことができるという様式である。

 
2025年までに同出版会が発行する400の学術誌全てをオープンアクセス化することを目指すとしている。なお、同契約の締結により、米国大学所属
の研究者が執筆する論文の約25%が、ケンブリッジ大学出版会の出版する学術誌に掲載されることになる。

 
同出版会と米国大学との間での契約詳細は、こちら から閲覧可能。

 
4月1日
 


Inside Higher ED: Big Read-and-Publish Push Arrives


地域 西欧、北米
アメリカ、イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
その他 その他