【ニュース・アメリカ】エネルギー省BETO、国立研究所8機関で構成される「原料変換インターフェース・コンソーシアム」を立ち上げ

 
エネルギー省(Department of Energy)のバイオエネルギー技術局(Bioenergy Technologies Office:BETO)は2017年11月30日、ロバストなバイオマス供給・前処理・変換技術の研究開発における技術的不確実性を特定・克服するための研究開発コンソーシアム「原料変換インターフェース・コンソーシアム(Feedstock-Conversion Interface Consortium:FCIC)」を立ち上げたことを発表した。
 
本コンソーシアムの目標は、統合バイオリファイナリー(integrated biorefinery:IBR)の全般的な運用信頼性の向上で、BETOは、リグノセルロース系バイオマスの燃料・化学物質への変換における制限因子として、IBRにおける一貫性のない供給、取扱い、及び、初期変換作業を特定している。
 
このような現状を受け、FCICは、国立研究所8機関において調整・連携された研究を通して、産業界に関連する運用信頼性の問題に対応することになり、ひいては、イノベーションの増加や技術の進歩の促進につながることが期待されている。
 
FCICは、アイダホ国立研究所(Idaho National Laboratory)と国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory)が主導し、それ以外にアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)を含む国立研究所6機関が参加するコンソーシアムで、

  1. 原料変動性・仕様開発、
  2. 原料物理的性能モデリング、
  3. プロセス統合、
  4. システム全体におけるスループット分析、
  5. プロセス制御・最適化、

の5つの技術・分析チームで構成される。
 
2017年11月30日
 
BIOMASS:BETO launches new Feedstock-Conversion Interface Consortium
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
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