エネルギー省(Department of Energy)は8月29日、量子コンピューティング及びネットワーキングの開発振興のために、総額6,070万ドルを助成することを発表した。このうち、4,700万ドルは、量子コンピューティングの進歩加速を目的とした5年間のプロジェクト3件に支給される。
これらのプロジェクトは、アルゴリズム開発と、プログラム言語などを含む伝統的ソフトウェアツール及び技法の開発に重点を置く。一方、1,370万ドルは、量子ベースの通信領域を大幅に拡大する、広域量子ネットワーキングの開発を目的とする4年間のプロジェクト5件に支給される。
これらのプロジェクトは、既存の光ファイバー接続を利用した長距離量子通信の開発を目指す。助成受給プロジェクトは、いずれも複数の研究機関によるパートナーシップの下での取り組みで、エネルギー省傘下の研究所9機関、10大学、及び、非営利機関1組織が関与する。
なお、助成受給機関のリストは、こちらからダウンロード可能。
【ニュース・アメリカ】エネルギー省、量子コンピューティング及びネットワーキングの開発振興のために総額6,070万ドルを助成(8月29日)
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