アフリカ出身の素粒子物理学者であるケテヴィ・アサマガン(Ketevi Assamagan)氏は、科学普及の使命に燃えている。彼の目標は、アフリカ基礎・応用物理学スクール(African School of Fundamental Physics and Applications)という名称のプログラムを通じて、アフリカの新世代の若者に科学教育の機会を提供することである。
このプログラムは、2年ごとに3週間にわたって、異なるアフリカの国で実施される。第1回のスクールは2010年に南アフリカで実施され、その後は2年ごとにガーナ、セネガル、ルワンダ、そしてナミビアで開催された。そして、次回のスクールは2020年の7月にモロッコのマラケシュで実施される予定である。各回のスクールには80人ほどの学生が参加し、一流の物理学者による集中講義や研修を受ける。
プログラムの実施後には、参加者は上級メンターからアフリカ内外での教育、研修、そして研究の機会について助言を受けることになる。アサマガン氏によると、このプログラムが最高の結果を生むためにはさらなる取り組みが必要だという。
2019年3月1日
VOA:African School of Physics Program Aims to Launch More Science Careers
【ニュース・アフリカ全般】アフリカ物理学スクール・プログラム、多くの科学者の育成をめざす
地域 | 中東・アフリカ |
国 | その他の国・地域 |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
人材育成 | 若手研究者育成 |
レポート | 海外センター |