【ニュース・イギリス】英国研究会議(RCUK)の5団体で助成金採択率が低下

2014年11月20日、THE(Times Higher Education)はRCUK(英国研究会議)の6団体(※)の助成金採択状況について調査した結果を発表。RCUKの5団体で助成金採択率(申請数に対する採択の割合)が前年度より下落した。全体でみると、採択率は2%減の28%となっている。そもそも申請者数自体が減り続けている一方で、RCUKの助成金配分額が減額されたことが主な要因である。また、インフレーションによるコスト増額が反映されないまま、一定額の資金配分がなされているため、そもそも採択数を減らして一件あたりの配分額を増やそうというRCUKの配慮があるのではないかという分析もある。

なお、「英国研究会議(RCUK)各団体 研究助成金額・採択率・申請数 一覧表」はこちら(PDF)を参照。

※芸術・人文学(AHRC)、バイオテクノロジー・生物科学(BBSRC)、工学・物理科学(EPSRC)、経済・社会(ESRC)、医学(MRC)、自然環境(NERC)の6団体。RCUKの一員である科学技術施設会議(STFC)は本データ対象として含まれない。

(原記事タイトル’ Fall in grant application success rates at five research councils’)

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
統計、データ 統計・データ