【ニュース・アメリカ】国立衛生研究所(NIH)、児童の健康・発達に及ぼす環境曝露の影響に関する研究促進に向けて総額1億4,400万ドルを助成

国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は2015年9月28日、児童の健康と発達に及ぼす環境曝露の影響に関する研究の促進を視野に入れ、胎児期から思春期に至るまでの環境曝露をより効果的に調査することを可能とするようなツール及び手段の開発を目的とした研究プロジェクトに対し、総額約1億4,400万ドルを助成することを発表した。環境曝露は、世界中の母子にとって疾病及び死亡の主要原因の一つとなっており、大気汚染・殺虫剤・感染症などといった化学・生物学的要因から、教育・ストレス・ネグレクトなどといった社会心理学的要因まで幅広い。受胎・妊娠から幼児期、思春期を含む重要な発育発達期における環境曝露は、長期間に亘って影響を及ぼすものとなることから、①小児疾患への環境による影響の研究を強化する新たなツールの開発、②将来的な疾患及び体調の原因特定を目的とした、環境による子宮内発育への影響に関する研究、③既存のプログラムを活用し、子どものその後の発達に対する環境による影響に関する評価の拡大、の3つのイニシアティブの下で助成が支給される。

URL1: http://www.nih.gov/news/health/sep2015/od-28.htm

地域 北米
アメリカ
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