大学進学適性試験SATを運営するカレッジボード(College Board)は4月15日、新型コロナウイルス感染拡大による公衆衛生上の問題が収束次第、SAT試験を実施すると発表した。
カレッジボードは、生徒及び教育者の健康と安全が最優先事項としており、公衆衛生当局の指導に基づき多くの州で休校が続いているため、2020年6月6日に実施予定であったSAT試験を中止している。
このような状況を受け、カレッジボードCEOのデービッド・コールマン(David Coleman)氏は、2020年秋のSAT受験を可能とするために、
- 公衆衛生上の観点から安全と判断された場合、2020年8月から12月まで、毎月、週末にSAT試験を実施、
- 2020年春の平日に実施予定であったものの中止されたSAT試験の代わりに、2020年秋に学校でSATを受験する機会を提供、
- 2020年秋に学校が再開されない場合、在宅受験が可能なデジタル版SAT試験を提供、
という3つの対策計画を発表した。これらの試験の受験希望者登録受付は5月に開始され、2020年6月のSATを受験予定であった生徒と、2021年卒業予定の高校生で、まだSATスコアを持っていない生徒を、優先的に8月~10月開催の試験に登録できるようにするという。
4月15日
College Board: College Board Shares Plans to Provide Students with Opportunities to Take the SAT in 2020