【ニュース・アメリカ】教育省、新型コロナウイルス感染症に関連する教育・経済への影響からの回復促進を目的とした高等教育自由裁量助成プログラムを発表

 
 教育省(Department of Education)のベッツィー・デボス(Betsy DeVos)長官は6月19日、新たな高等教育自由裁量助成プログラム
「労働力準備再考助成プログラム(Reimagine Workforce Preparation Grant Program)」を発表した。

 
 本プログラムは、新型コロナウイルス感染症により教育・経済が受けた影響から回復するために、学生に新たな技能開発の機会を提供し、
イノベーター及び発明家に既存の事業拡大、もしくは、新規事業構築に必要な資金を提供するほか、高等教育機関に事業開発とイノベーション
促進を奨励することを目的として考案されたものである。

 
 本プログラムの資金は、「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security (CARES) Act)」
の下で起ち上げられた「教育安定化基金(Education Stabilization Fund:ESF)」から拠出される。同プログラムにおいて助成申請資格を持つのは、
プエルトリコ及びコロンビア特別区を含む米国の全ての州政府で、申請にあたっては、パンデミックによって発生した被害を明らかにし、
コミュニティの居住者・労働者を支援するプロジェクトを提案することが必要となる。

 
申請書類は、

  1. 短期のキャリアパスもしくはセクタベースの教育・訓練プログラムを通した教育機会の拡大
  2. 中小企業インキュベータを通した地域における起業支援

の2つのトラックに分類され、ピアレビュアーで構成される委員会が書類審査を行うことになる。申請書提出期限は2020年8月24日で、
助成実施は10月までに行う予定である。
 
なお、本助成に関する詳細は、こちらから閲覧可能。
 
6月19日
 


Department of Education: 
Secretary DeVos Launches New Student-Centered Grant Competition to Spur -Term Education Opportunities, Entrepreneurship and Economic Growth as America Reopens

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育