【ニュース・フランス】上海2021ランキング:フランスが世界3位に

 
高等教育・研究・イノベーション省の Frédérique Vidal 大臣は、上海ランキングの名で知られる2021年度版世界大学学術ランキング(ARWU)
を歓迎した。

 
大臣は、今年の5月のランキングで数学分野が2年連続世界1位となったことと、14位から13位にランクアップしたパリ・サクレ大学の躍進を特に
喜んだ。ソルボンヌ大学は4つランキングを上げて35位になった。PSL大学とパリ大学は、それぞれ世界のトップ50とトップ100に入っている。
大臣はまた、INSAトゥールーズとモンペリエビジネススクールがランクインしたことを祝福した。

 
フランスの大学の卓越性と国の研究機関との強固な関係により、フランスは、アメリカ、イギリスに次いで世界3位の地位を維持した。

 
Frédérique Vidal 大臣は、2021年のランキングで30のフランスの機関が維持され、国際ランキングでフランスの大学の地位が認められることを
喜んだ。これは、我が国の高等教育・研究機関の優秀性と魅力が国際的に認められたことを意味しており、また、我が国が今後のグローバルな
課題に立ち向かうために科学者をこれほど必要としている時代はない。

 
これは、近年フランスの高等教育と研究の分野で追求してきた政策を裏付けるものである。2017年から、機関の実験的なグループ化という新たな
形態を実施し強化してきた動きは、12月24日に制定された研究のための複数年プログラムの法の文脈で、さらに強化されるだろう。

 
今後10年間で250億ユーロの前例のない追加支援を受け、フランスは科学大国の間で存在感を放つことができる。この投資により、未来の投資
プロジェクト、フランス再興計画、Horizon Europe プログラム、国家‐地域計画契約の共通の目的が明確化される。

 
2021年5月のテーマ別の上海ランキングでは、フランスの大学は際立っていた:83のフランスの機関がリストアップされ、そのうち40が少なく
とも1つのテーマで世界のトップ100に入っている(2020年比+3)。そして、フランスの機関は数学で1位と3位、 生態学と海洋学などで3位
に入っている。

 
「私は、ランキング入りした機関とそれを日々支えているチームのみなさんを祝福する。フランスは大学、学校、研究機関の卓越性により、国際的
に最高レベルの輝きを放っている。2018年に始まった新しい大学モデルが、これまで以上にその価値を証明している:TOP 100にランキング入り
した4つのフランスの大学のうち3つは、このような教育機関のグループ化政策の賜物である。

 
このフランスの進歩は、高等教育と研究の面での我々の野心的な政策を反映している:研究法による巨額の投資、再興計画が支える第4回未来の投資
プログラムの展開、2017年以降の高等教育・研究・イノベーションの予算の大幅な増加、卓越した新たな取り組みの確認などである。我々の野望は、
フランスの次世代の科学を国際レベル最高の地位に引き上げることである」と Frédérique Vidal 大臣は語った。

 
上海ランキングについて

 
2003年から中国の上海交通大学が実施しているこのランキングの目的は、高等教育機関の研究活動への取り組みを評価することにある。世界のトップ
1000の大学は、6つの加重基準(ノーベル賞とフィールズ賞の受賞者数(総合スコアの10%)、ノーベル賞とフィールズ賞受賞教授の数(20%)、
引用頻度の高い研究者数(20%)、ネイチャー誌とサイエンス誌に掲載された論文数(20%)、SCISSCIに引用された論文数(20%)、および
教授の学術成績(5つの指標を常任の教授数で割った値)(10%)などに従ってランク付けされる。

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur: Classement de Shanghai 2021 : la France à la 3e position mondiale


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