【海外センターレポート・EU】EUの研究支援、特にHORIZON 2020プログラムの概況に関する調査

【概要】
EUの「HORIZON 2020」プログラムは、2014年から2020年までの7年間にわたる「研究とイノベーションのための研究枠組計画」である。研究とイノベーションの両方が入っていることが特色である。予算規模も約770億ユーロと先行の第七次研究枠組(FP7)の約1.5倍である。
「HORIZON 2020」プログラムは、研究室で生まれたアイデアが商品として市場に出されるまで、イノベーションの全段階にわたってきめ細かなサポートが、シームレスに提供されている。イノベーショの全段階でサポートを必要とされているのである。EUでは、研究室と市場の間に、イノベーション・チェーンではなく、「死の谷」が横たわっていると言われている。この「死の谷」を越える橋が「HORIZON 2020」である。
「HORIZON 2020」プログラムには、「優れた科学」、「産業リーダーシップ」、「社会的課題への取り組み」の三つの柱がある。世界に開かれたプログラムと言われているが、EU加盟国ではない日本の研究者・機関が参画するには、自前のマッチング・ファンドを持っていくか、日EUの共同プロジェクに参画するか、どうしても日本の参画がプロジェクトの成功には必須とEUに「特例」扱いされる必要がある。

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(2015年6月16日公開)2016年3月11日改訂
(ロンドン研究連絡センター)

地域 西欧、EU
イギリス、その他の国・地域
取組レベル 国際機関レベルの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
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