【概要】
海外センターレポートの作成にあたり、今年度は、①ノーベル賞に関する広報活動・広報戦略、②スウェーデンにおいて活躍する日本人研究者を中心とした研究ネットワークの状況、の2点をテーマに選んだ。その理由は、スウェーデンの学術交流の独自性を知る上で、ノーベル賞は看過できない大きな影響を社会に与えており、また、その影響の一端が、日本とスウェーデンの研究ネットワークにも現れていると推測するからである。
第2章では、ノーベル博物館とノーベル平和センターにおける展示・広報、ノーベル・メディア主催のシンポジウムについて、文献調査、インタビュー、イベント視察の結果を基に、個々の機関の具体的な広報活動について報告し、その広報戦略について考察したい。
第3章では、スウェーデン在住の日本人研究者、日本・スウェーデン間の共同研究、日本・スウェーデン間の大学・機関の交流協定締結状況について、状況調査、文献調査の結果をまとめ、その特徴について考察したい。
これらの調査を通して、スウェーデンの人々が学術において重視している点や、学術交流の独自性等が浮かび上がってくるのではないかと考える。
なお、レポート全文はこちら(PDF)から閲覧可能。
(ストックホルム研究連絡センター)