【海外センターレポート・アメリカ】米国における日本人研究者コミュニティ

【概要】
米国には、研究者が中心となって運営する日本人研究者コミュニティが各地に存在する。各コミュニティはそれぞれ様々な目的をもって形成された後、運営者が中心となり独立して活動しているが、そのうちの一部は「全世界日本人研究者ネットワーク」(United Japanese researchers Abroad)(以下「UJA」という。)と呼ばれる集合体を軸に、米国(21)、オーストラリア・シンガポール・ドイツ(各1)の計24のコミュニティと6の個人等が連携することで、情報提供や問題意識の共有、各種イベントの開催、アンケートの実施、外部への提言等を行っている。

当センターでは、2012年に米国の東海岸地域の各コミュニティの幹事会合の際に音頭をとったことをきっかけに、UJAの運営会議開催時や、独立行政法人日本学術振興会(以下「振興会」という。)による支援を受け米国において研究に従事している海外特別研究員らを集めたミーティング時に互いに協力している。

今後、当センターが海外特別研究員をはじめとする振興会の支援により米国において研究に従事している日本人研究者はもちろんのこと、その他の日本人研究者及びそのコミュニティを効果的に支援するための方策を検討していくうえでの基礎資料とすべく、いくつかの調査を実施した。

併せて、米国の研究助成機関による米国人研究者に対する助成の現状について調査したほか、日本人を含む米国における外国籍研究者の全体像を把握するため、公的な資料に基づき調査を試みた。

本レポートはその結果をまとめたものである。

なお、レポート全文はこちら(PDF)から閲覧可能。

(ワシントン研究連絡センター)

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化、研究者交流
統計、データ 統計・データ
レポート 海外センター