【国際協力員レポート・アメリカ】米国の大学におけるキャリア支援への取り組み例

戦後、日本の大学における学生の就業支援は、新卒一括採用と終身雇用の慣行による影響もあり、大学卒業前の就職活動を支援するための補完的な活動として位置付けられてきた。しかしながら、1990年代以降に続いた経済不況と雇用環境の不安定化、少子化による学生獲得競争の熾烈化等により、近年、日本の大学の就職支援部署では、単なる就職活動支援のみでなく、キャリアを形成していくために必要な能力や態度の育成を目標とした教育(以下「キャリア教育」という。)も包含した「キャリア支援」へと急速に役割を広げている。しかしながら、その内容については、未だ多くの大学で試行錯誤が続いている状況である。一方、米国の大学では、大学入学後の専攻決定(Decision making)のための支援をはじめとして、キャリア形成に関する支援が幅広く行われている。
本稿は、日米の大学におけるキャリア支援の状況を概観しつつ、米国の大学におけるキャリア支援への取り組み例を紹介し、日本の大学でのキャリア支援のあり方を考える際の参考とするものである。
なお、報告書全文はこちらから閲覧可能。
【氏名】 大山 文望
【所属】 広島大学
【派遣年度】 2017年度
【派遣先海外研究連絡センター】 ワシントン研究連絡センター

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
人材育成 学生の就職
レポート 国際協力員