【国際協力員レポート・アメリカ】米国におけるライティングセンターの役割

【概要】
ライティングセンターとはより良い書き手の育成を目的 とし、教育機関、研究機関等に設置されている部署である。現在、アメリカでは多くの高等教育機関が学生を対象としたライティングセンターを学内で展開しており、研究機関においても研究者向けにライティングセンターの展開が行われている。ライティングセンター関係者の職能団体であるInternational Writing Centers Association(以下IWCA)によると、以下の六点がライティングセンターの共通概念としてハリスにより定義されている 。

1. チュートリアルが1対1の環境下で行われること
2. チューターが教育者としてではなく、コーチ、コラボレーターであること
3. 指導を必要とする学生のニーズがチュートリアル時に中心となること
4. 実験(experimentation)と練習(practice)がエンカレッジされること
5. 指導を受ける学生が様々な形の執筆活動において指導を受けられること
6. いかなるライティング能力を持った学生でも受け入れること

なお、設置機関によって設置形態、予算、対象者等が大きく異なっていることから、実際の活動内容は各ライティングセンターによって大きく異なっているのが現状である。

なお、報告書全文はこちら(PDF)から閲覧可能。

【氏名】 豊木 麻紀子
【所属】 東京大学
【派遣年度】 2014年度
【派遣先海外研究連絡センター】 ワシントン研究連絡センター

地域 アジア・オセアニア、北米
アメリカ、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
人材育成 学生の多様性、職員の養成・確保
レポート 国際協力員