2019年5月28日、中国とイギリスの大学による「一帯一路」共同プロジェクトが北京で開始された。プロジェクトは中国、イギリス及び「一帯一路」参加国の大学が共同参加し、食品安全等の分野をめぐって教育・研究等の協力関係を構築し、大卒者の就業能力を向上させ、企業家精神と創造力を育成し、高等教育の国際化の進展をサポートすることを目的としている。
現在協力しているイギリスの大学には、リーズ大学、ニューラナーク大学、エクセター大学、キングス・カレッジ・ロンドンなどがある。中国からは、江蘇大学、大連理工大学など10校が本プロジェクトに参加している。
リーズ大学を例にあげると、リーズ大学は江蘇大学及びネルソン・マンデラアフリカ科学技術研究所と、食品の安全と栄養の分野において、教育、訓練等の協力を行っている。また、リーズ大学はFutureLearnのウェブサイトを通じて授業を行い、栄養と国際食品安全に関するコースを提供している。また、ネルソン・マンデラアフリカ科学技術研究所と共同で、栄養と糖尿病に関する分野の理学修士課程も開設した。
今年2月、中国共産党中央委員会と国務院は「中国教育現代化2035」を発表し、教育対外開放の新たな局面を切り開き、世界各国と国際組織との教育協力関係を全面的に強化し、中国の教育国際影響力を向上させることを提案した。 本プロジェクトは、教育部が初めてヨーロッパと「一帯一路」の枠組みの中で展開した三方協力プロジェクトである。教育部国際合作局の張晋副司長によると、最初の共同プロジェクトは医療保険、食品安全、人工知能、再生エネルギー、グローバルリーダーシップ等の分野に及んでおり、承認されたプロジェクトは、2019年4月から開始し、最長5年間である。
2019年5月29日
新京报网:中英大学伙伴服务“一带一路”项目首批落地中国十所高校
【ニュース・中国・イギリス】中国とイギリスの大学による「一帯一路」共同プロジェクト
地域 | 西欧、アジア・オセアニア |
国 | イギリス、中国 |
取組レベル | 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
国際交流 | 国際化 |
レポート | 海外センター |