【ニュース・中国】2018年度一般入試学生募集要項に「新動向」

 
一年に一度の大学入試が間もなく開催されるにあたり、今はまさに各大学が各々の特長を発揮して受験生とその家族の注目を引き付けるキーポイントになる時だ。この週末は清華大学や北京大学などを含む多くの大学がオープンキャンパスを実施し、さまざまな2018年入学生政策を公開した。
 
以前に比べ、今年は多くの大学の学生募集政策の大きな調整はないものの、幾つかの大学に「新しい動き」が見られた。
 
動向1:基礎学科が重視される
5月19日に北京大学と清華大学が同時に入学希望者向けオープンキャンパスを実施し、募集要項を公表した。今年、清華大学と北京大学の学部学生の募集政策は全体的に安定、一部の専攻の目標が僅かに調整された。
 
しかし、注目すべきは、専攻の目標が全体的に変わらないと同時に清華大学と北京大学が期せずして、数学で秀でた能力を持つ学生を対象に「英才クラス」を増設することが一致していたことだ。国内トップの両大学が同時に基礎学科を専攻する学生を対象とした人材育成計画を打ち出したことには、意義の象徴である。
 
北京大学と清華大学以外にもたとえば北京師範大学のように、今年は国内の多くの大学が基礎学科の重要視を強めている。
 
動向2:大類学生募集が主流となる
2002年に国内大学で大類学生募集の試行が行われてからこの方法を採用する大学が増え、2017年には大類学生募集は国内大学学生募集の一種の「主流モデル」となった。今年、この勢いは衰えておらず、北京理工大学や北京航空航天大学、そして対外経済貿易大学のように、各大学が大類学生募集を主体モデルの下に、さらに自校により適する学生募集モデルの模索を始めている。
 
動向3:「民生専攻」が歓迎される
近年、国家が医学や環境保護などの民生事業を日満支に重視するにつれ、大学の関連する専攻も一定の発展をしており、この傾向は大学の専攻の設置にも一応の反映がされている。今年、多くの大学と民生に関わる専攻がある程度増加した。
清華大学でいうなら、今年の新入生募集政策は全体的に安定しているが、しかし、規模は少し増しており、数学の秀才クラス以外にも臨床医学の分野で増設された。清華大学以外でも江南大学では薬学部の増設、北京林業大学でも美しい中国の建設のため2つの専攻を増設する。
 
2018年5月22日
 
科学网新闻:2018,高校招生“新动向” [来源・中国科学报]
 

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 入試・学生募集
レポート 海外センター